勉強命？！日本とは違う、韓国学生たちの日常！！

以前からずっと続いている韓流ブームの中でも一般の人にも注目をおく「オルチャンブーム」の影響で「韓国の学生は綺麗、かっこいい！」というイメージがありますよね。確かに、韓国の学生は小さい時から髪を染めたり、ピアスを開けたり、化粧をしたりという美に対する追求力はすごいんです。
これも美の文化の強い韓国独特の文化だと思います。
でも、それ以上に！韓国の学生たちは日本ではありえないくらいのことをしているんです。
それが、なんと「勉強」！！
朝、学校に登校し、授業が終わっても学校で勉強したり、または塾で勉強し続け、帰宅するのは夜１１時なんて一般の高校生には当たり前なスタイルなんです。
（学校の先生も夜遅くまで勤務するのは当たり前。韓国で一番給料の良い公務員が教師なんだとか）
夕食はどうするかというと、だいたいの学生がキンパプ屋などで食べたり、最近はコンビニのお弁当類も充実しているので、コンビニで食べたり。大きくなる毎に、おうちで食事する時間が減る、、というのが韓国の学生の実体なんですね。
また、授業に体育がない学校も多いんです。体育を学ぶよりも勉強をしようというのが韓国文化なんですね。
こんなにも勉強してどうしようというのでしょうか、、、

韓国の学生の勉強スタイルをご紹介しましたが、一体こんなにも勉強してどうしようというのでしょうか。。。答えはズバリ「良い大学に入って良い職場に入る」ということ！
韓国は昔から学歴社会でほとんどの企業が「2年もしくは４年大学卒業者希望」なんですね。
もちろん技術大学もありますし、手に職を付けられる専門学校もあります。美容師やネイリストなどの美容系も充実していますが、普通に会社員になろうと思ったら高卒では駄目なのが韓国文化なんですね。なので、大学受験に対する意欲は生徒自身はもちろんのこと、学校の先生も保護者も凄くてとにかく勉強をさせよう！という気持ちが強いようなのです。

さて韓国では大学受験に対する思いが強いとお伝えしましたが、それがよく分かるのが「大学受験の当日」でしょう。どういうことかというと、韓国では大学の受験日は保護者や教師そして後輩が大学の入り口に立ち、プラカードなどを持って応援したり、歌を歌ったりと大騒ぎなんです。
また、受験時間に遅刻しそうな学生がいると警察がパトカーで学校まで送ってくれたり、英語のリスニングの時間には飛行機を飛ばさないなど、国家基準で力を注ぐのがこの日なんですね。
なので、この日のニュースは受験する学生を応援する保護者たちの様子が中継されるのが毎年の恒例なんです。いかに、韓国国民が大学受験に対する思いが強いか、分かりますよね。

さて、韓国では大学卒業者がかなり有利な社会なのですが、最近はもう１つある言葉を聞くようになりました。それが「資格社会」です。大学さえ卒業すれば就職に有利！ではなく、最近は何かにつけて資格取得者が有利になってきたのです。なので、大学に通いつつも別の資格を取ろうと塾に通う人もいれば、転職の為に塾に通う社会人も多いのです。

ここまで、韓国の学生が頑張っている内容をお伝えしてきましたが、別の面もお伝えしようと思います。
小さい頃から勉強、また勉強という環境にあり、運動が全然できない！という学生も多いのが韓国なんです。最近になって体を動かすことが良いことだ！という健康思考も増え、日本のように体育やダンスをしたりすることも増えたそうなのですが、ずっと勉強ばかりで家族と過ごす時間も減ったり、受験に合格しないといけないというストレスから鬱病になる学生も増えたとか。
また、大学に合格することが目標だったために、合格したらやる気がなくなってしまうという学生も多いんだとか。なので、最近は学生の心のケアにも注目が集まっているんです。

さて、韓国の学生事情をお伝えしてきました！いかがでしたか？日本とはちょっと違った文化や考え方を感じて頂けましたか？ドラマや映画で見るよりももっと忙しい韓国の学生たちの事情でした。
また次回も面白い&興味深い韓国事情をお伝えしたいと思います♪
最後まで読んで下さってありがとうございました！