2016年11月15日

話題の『小豆』。韓国ではどんな風に食べてるの?

昨年くらいから、話題になっている『あずき水』や『あずきスープ』。 BIGBANG T.O.Pやf(x)ビクトリアの「あずき水ダイエット」は有名ですね。 そこで、韓国の小豆料理を集めてみました。


あずきについて

 

小豆は日本では古くから、小豆の煮汁が解毒剤として利用されてきました。
漢方では、脚気や黄疸、下痢・便秘、湿疹などを治す為の食事療法に小豆を用いています。
また、中国・韓国・日本では、小豆の赤い色が邪気を払うとして、慶事に食べられる習慣があります。

中国のいわれに、冬至に亡くなったろくでなし息子の悪鬼が家に出るのを、父親があずき粥を家の中にまいて退治したというものがあります。そんなところからもあずきの厄除け効果を信じるようになったとも言われています。

主に糖質、タンパク質(8種類の必須アミノ酸)、ビタミンB1、B2、B6
リノール酸、リノレンさん、ビタミンE、食物繊維、ポリフェノール、サポニン、
ナイアシン、カルシウム、マグネシウム、鉄分など。

いかにも、健康に良さそう。ダイエット効果が高い事にもうなずけます。

あずき料理

パッチュッ(あずき粥)

パッチュッ

 

パッチュッ(小豆粥)は小豆とうるち米を一緒に炊いたもの。
赤い色が邪気をはらってくれると信じられていたことから、冬至に魔除けとして食べられています。
あまり味付けはされていないので、砂糖や塩などで調整して食べます。
お米のほかに、白玉団子やキビ団子など地方によって入れるものも違うようです。

また、甘いお粥、タンパッチュッもあります。
団子や栗、胡桃、松の実などのナッツ類、シナモンなどのスパイスがはいっているものもあります。

日本のあずき粥は、豆粒がそのままですが、パッチュッはゆでてこしたものを入れているので、こんな濃い色になるんですね。

パッカルグクス(あずきカルグクス)

 

パッチュッのチュッ(米)がグクス(麺)になったものですね。
どうも、見た目はお汁粉に麺を入れたように見えるので甘~い味な気がしますちゃいますね。
でも、パッチュッと同じく味付けはされてないので、砂糖や塩でお好みの味に調整してください。
元は全羅道の珍味だったとか?

パッシルトック(パッシルトッ)

 

もち米と小豆をシル(蒸し器)に入れて交互に重ねて蒸したもの。もしくは蒸した餅にあずきをまぶしたもの。
韓国では、引っ越しや開店の時など邪気を払いともに繁盛・繁栄を祝うという意味を込め、お祝いの時に作って配る風習があります。

クルムトッ(雲餅)

 

なつめ、胡桃、栗などを混ぜた蒸し餅にシナモンとあずきの粉をまぶしたもの。
断面がまだらになるため、雲餅と呼ばれています。

ホドクァジャ(くるみ饅頭)

 

忠清南道(チュンチョンナムド)天安(チョナン)発祥。くるみは天安の特産品。
くるみの形をした一口サイズのかわいいお饅頭です。
普段のおやつとしても大統領が外交の手土産としても利用するなど幅広く親しまれている韓国菓子です。
お土産用にもいですね。

元祖 鶴華ホドクァジャが有名です。(ハクファハルモニのホドクァジャ)

鶴華ホドクァジャ

http://www.hodo1934.com/japan/story01/story01_sub01.html

元祖のお店です。明洞にも直営店がありますよ。 このサイトには、ホドクァジャの詳しいお話が掲載されていて、BIGBANGのT.O.Pのサインもありますよ。 ☆ http://www.hodo1934.com/japan/ad/artists.html ☆ ※日本語にも対応しています。

まとめ

日本では、あずき=あんこ=甘いという印象が強いかも?
韓国では、比較的甘くないものが多いですね。
韓国旅行に行って、食べすぎちゃった胃を癒すのにもいいかもしれません。
また、あずき水の時の残ったあずきでご自身で作ってみるのもいいですね。

ただし、利尿作用により大事なミネラル分まで出て行ってしまったり、便秘改善効果によりお腹がゆるくなってしまったりなんてことも起こりかねないので、取り過ぎには十分ご注意くださいね。


このまとめの記者