一人飯族って？？
韓国では長年、食事は大勢でわいわいと食べるものという文化でした。しかし近年の核家族化や一人暮らし世帯が増加するに従って、食事をひとりでせざるを得ない人々が増えてきました。また、食事の度に誰か一緒に食べてくれる人を探さなければいけないということに煩わさを感じる人が増えてきたそうです。そして新造語の「一人飯族」という言葉が最近の流行語となりました。
一人飯族のニーズに合わせた店
今までは飲食店に行っても、2人前からしか注文できなかったり、テーブルも大きな席しかなかったりと何かと制限が多かったですが、最近では一人でも気軽に食べられるメニューやお店などが増えてきています。例えばコンビニ。今までお弁当の種類は多くなく、味もそこまで美味しくないものが多かったのですが、最近は種類も一気に増え、クオリティーもかなり高くなったそうですよ～！
コンビニ弁当でも家庭の味を再現しようという試みや、野菜たっぷりをコンセプトにしたお弁当など、一人暮らしの人のニーズに合わせたものが多いようです！一人飯族の増加によって韓国のコンビニも段々と日本のコンビニのようになってきていますね～！
↓他にも、日本式のラーメン店も今まで韓国にはなかった新しい形の飲食店ということで話題になりました。席がすべて一人用のカウンターとなっており、仕切りもあるため、一人で食べることに抵抗があったり、知り合いに遭遇したら気まずいな～という人達に人気があるそうですよ！
時間がないときでもサッと食べられるようなカウンター席のお店なども増加中ということです。これからはおひとり様用の飲食店がもっと増えそうですね～！
トッポッキなどの軽食店でも一人用のセットが新しくメニューに加わるなど、飲食店も一人飯族を狙った戦略を打ち立てているようです!
一人族用のインスタント食品
今年に入ってから、インスタント商品なども一人族用のものが多く発売され始めています。様々な商品の中でも特に大好評だったのが、カップで朝食や簡単な軽食を済ませられるコンセプトの商品です。
豆もやしスープやキムチ炒めなど料理の種類も豊富で、味もクオリティーが高いと話題になっています。携帯性や保管性も優れているので、一人暮らしの人だけではなく家族世帯からも人気を集めているそうですよ～。コンビニ弁当に対抗する形で次々と発売されているインスタント食品。これからも更にグレードアップしていきそうですね。
まとめ
韓国では長年、一人飯に対するイメージがあまり良くなく、なかなか一人飯が一般化しませんでした。しかし近年、若者を中心にこの一人飯が一般化し始めたことがきっかけで、固定観念などが少しずつ和らいでいる印象があります。これからも韓国の食卓や飲食店などにどんな変化が起こるのか気になりますね^^
