韓国で日本式の韓定食が大人気？最新の韓定食レストラン３選

韓定食と言えば、高級な韓屋作りの建物に座敷テーブル、ものすごい数のおかずが次々と出てくるイメージがありますよね。昔ながらのおもてなし精神のある韓国ならではの料理だと思います。でも高級な韓定食、韓国の若者にはあまり好まれていません。韓国料理は好きだけど、値段もかなり高いし、環境のことを考えるとおかずをたくさん残すのも気が引けるし。そんな若者の好みに合わせて、最近人気が高まっているのが、日本式の韓定食レストランです。

韓国では大きな料理をみんなで分けて食べるのが一般的ですが、最近の韓定食レストランは、日本の定食屋みたいに一人に定食一つといった形で注文出来て、ご飯もおかずもメイン料理も一人に一つずつ出てきます。お店のインテリアも綺麗でお洒落、座敷ではなくテーブル席と今までの韓定食とは全く違う形です。梨泰院（イテウォン）、弘大（ホンデ）など若者の街を中心に広がっています。

お洒落で国際色豊かな街、梨泰院で今一番人気の高い定食屋がここ、「Parc」です。「Parc」のパク・モグァ代表は、留学などで長い間、海外で生活したことがあって、その時に一番食べたかった、お母さんの手作りご飯を再現したいと思いこのレストランを出したそうです。

お母さんから伝授したレシピだけあって、化学調味料を一切使わず、さっぱりした味付けの、それこを韓国の一般家庭で食べるような定食を出しています。値段は少し高いけれど、梨泰院を訪れるお洒落な若者から梨泰院に住む外国人、芸能人たちに高い人気を集めて、週末には長い列が出来るほど。

食べ物は刺激の少ない、懐かしい味付けだけど、インテリアとお店の雰囲気はモダン！そのもの。インテリアは白をメインに木のテーブル、椅子をおいて暖かい感じに。お店に流れるBGMも、パク代表が直接選んでいるらしく、ジャズ、ディスコなど梨泰院らしい雰囲気を楽しめることが出来ます。

「無名食堂（ムミョンシクダン）」は、‘人、それからご飯’というスローガンの基、美味しいご飯を提供することに何より力を入れているお店です。白米、玄米、もち米、麦など色んな種類の穀物を使ったご飯と、その美味しいご飯に合うおかずを出しています。メニューは日替わりでおかずが変る定食二種類とシンプル。肉、魚などのメイン料理に野菜をたくさん使った副菜が２～３つ、お吸い物まで出てきて満足感の高い食事が出来ます。韓国ではめずらしくお水ではなくお茶を出してくれるのも特徴。 お客さんへの細かい気配りが感じられますね。

無名食堂はソウル本店だけではなく、京畿道、大邱などの全国にお店を展開していて、外食の時にも子供に健康的で良いものを食べさせたいというママたちにも大人気！ソウルには明洞などの観光地にも入っているので、一人で韓定食を食べてみたい観光客にもおすすめです。

弘大駅から延南洞（ヨンナムドン）方面に少し歩くと出てくるOU。カフェのようなお洒落な外観で、ご飯食べにきて、通り過ぎちゃう人もいるほどなんだとか（笑）明るくて日当たりが良く、お店の真ん中には大きなテーブルがあり、内部のインテリアもまるでホンデのカフェと雰囲気が変わらず。

ランチ、ディナーとメニューが別れていますが、ここでは一日中お酒が飲めるのも特徴！ビール、マッコリ、ワインと種類も多いので、料理とお酒を一緒に楽しむことが出来ます。

今回紹介した他のお店に比べると少し味付けが濃い感じではありますが、普通の韓国料理から考えるとしょっぱいとかではないかな。二日おきにメインのおかずが変る日替わり定食がメインメニューですが、ビビンバなどの定番メニューもあります。夜も１０時まで空いているので、ホンデ辺りで買い物して、ちょっと遅めの夕食にちょうど良いお店です。