2017年06月30日
読書好きですか？ 寝る暇もないほど忙しいK-POPアイドルの中にも、読書好きなメンバーが結構いるんですね。仕事のためだったり、もともと好きだったり、理由はいろいろですが。 そんなアイドルをまとめてみました。
EXOの読書王カイ。
以前アルバム賞を受賞した時に、「旅行者の読書」という本からの引用して「誰かの人生は誰かの風景になる」と感動的な言葉を残しました。
ファンの間では読書家として知られていますが、この本は一時売り切れとなり表紙までもカイの名前入りに変更されたという、すごく影響力のあるコメントとなりました。
アイドル界の「脳セクナム」ラップモンスター。
おすすめは、10回読んでも100％理解するのが難しいと言われるヘルマン・ヘッセ著「デミアン」。
ファンにもしばしばおすすめの本を紹介しており、ファンの間でもこの本を読むことがトレンドとなりました。
少年シンクレールがダミアンにあって自我を形成しながら成長していく物語。
ダンスと歌のみならず、MCでは話術までも備えた国民的好感男のイトゥク。
MCとして、プログラム進行のために読書は必須であるとのこと。
イトゥクのおすすめは、ヘミン僧侶の「止まれば、初めて見えるもの」。
宗教・人種・価値観を超え、時間に追われ自分を見失いがちな人々に説く人生の真理。
著者はハーバード大学卒、カリスマTwitterユーザーという異色の僧侶ヘミン氏。
彼の素晴らしいラップ・作詞力は、読書の習慣からとも言われており、本が好きでいつも本を手放ないことからファンが付けたニックネームは「読書王」「名言製造機」。
そんなイルフンのおすすめは、「成均館儒生たちの日々」。
大人気ドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」の原作です。
女人禁制の男装の儒生と彼女をとりまく3名のイケメン儒生のドタバタラブコメ。（上下巻）
意外にも？そのイメージとは違って、哲学を愛する読書家だったのですね。
彼のおすすめは、アラン・ド・ボッタンの「なぜ私はあなたを愛するか」哲学的エッセイ。
飛行機で知り合った男女が1時間後に恋に落ちる過程における自己の発見と「なぜ愛する」という、哲学的に愛することの定義を考察するエッセイ。
韓国版：왜 나는 너를 사랑하는가（なぜ私はお前（あなた）を愛するか」
日本版：小説 恋愛をめぐる24の省察
英語版：ESSAY IN LOVE
移動時間の車の中などで本を読むことが多い。月に２～３冊以上は読むそうです。
作家デビューもしています。
彼のおすすめは、サンテグジュペリ著「星の王子様」。
今、また取り出して読みなおすと子供の頃とは違う共感を得ることができると。
「大切なものは、見えない」んです。
大人になって読むと、心の深いところにささり、子供の頃には感じ得なかった感情があふれるような作品ですね。
身長183㎝、美しい顔でビジュアル担当、チャ・ウヌ。
学生時代には読書討論会で賞を受賞したこともあり、厳しい練習生時代にも小説をたくさん読んでいたそうです。
おすすめは、me Before you。
読みながら涙したそうです。
世界的ベストセラー。映画化もされています。（邦題：世界一キライなあなた）
障害者の自殺幇助・安楽死がテーマ。評論家からは高評価も、障害者やレビュアーから批判を受けた問題作。
元々は本を読むことが嫌いだったのですが、より良いラップの歌詞を書くために無理やり読み始めたのだそう。
それが今では驚異的な読書量で有名で常に本を持っており、読書が作詞において非常にプラスになっているそうです。
twitterにもしばしば本の画像をアップしており、村上春樹など日本人作家のものや、日本ではあまり知られていないのですが、韓国では過去もっとも読まれた作家ベルナール・ヴエルベルの本も良く読むとコメントしています。
パラダイス（原題：Paradis sur Mesure ）ベルナール・ヴエルベル著
「ありそうな未来」と「ありそうな過去」を題材にした短編小説集。
読書好きのメンバーは、ファンの方の間でも結構有名だったりしますね。
忙しい中でも仕事の質を上げるため読書しているというのは関心してしまいます。
おすすめの本が、なかなか深い内容で意外でもありましたが興味をそそられます。
久しぶりに文学作品を読みたくなりました。
これからの雨の季節や夏の旅行のお供に、何か思い出の一冊が読めたらいいですね。
このまとめの記者
「旅行者の読書」をテーマにして10年間、アジア、ラテンアメリカ、地中海など世界を旅した経験と本について書かれた旅行エッセイ。