2017年05月27日

若手クリエイターが集まるムンレ洞のレストラン

50年前の工場街から、若手クリエイターが集まる創作村として生まれ変わったムンレ洞。ムンレ洞には若手芸術家たちに愛されるカフェやレストランがたくさんあります。


ムンレ洞はどんな所?

 

ソウルのヨイド近く、ヨンドンポ区にあるムンレ洞は、
1960年代、韓国産業化の時期に、
都心内の工場街として盛んだった場所です。
1980年代まで小さい工場がたくさん集まり、
ソウルで一番空気が悪い街と言われていたほどでした。

 

その後、産業構図の変化により、
小さい工場の数もガクンと減ってしまい、
一時期はシャッターが下ろされたまま、
人通りも少ない街になってしまったのですが。

 

街が変るきっかけになったのは2010年。
ソウル文化財団がムンレ芸術工場というアトリエを建てたことです。
それからここ4~5年の間に、
若手クリエイターたちが安い家賃を求めて、
このムンレ洞に集まるようになりました。
今では‘ムンレ創作村’と言われているほど、
数多くのアトリエが集まっている場所ですね。
ハリウッド映画の「アベンジャーズ2」の、
ロケ地としても知られています。

 

若手クリエイターたちが通う、
ムンレ洞のカフェやレストランを紹介します。

양키스버거(ヤンキースバーガー)

 

ニューヨークの下町、ブルックリンを思い出させる、
とてもヒップなハンバーガー屋さんです。
見た目は普通のハンバーガーですが、
味はアメリカ本場のものそっくり。

 

味の秘訣は材料のこだわりにあって、
100%お肉だけを使ったパティや、
新鮮なトマトとレタス、
トリュフオイルを使って炒めたキノコなど、
香りも食感も満足出来る一品です。

올드문래(オールドムンレ)

 

店名の通り、昔の古いムンレの姿を残したお店。
木造建築で元々鉄鋼工場だった建物に、
お店の中はセメント打ちっ放しのインテリアで、
1980年代のムンレの町工場を思い出させます。
その中に植木鉢をたくさん飾り、
何とも説明が難しいですが(笑)
モダンでオールドな独特な空間に仕上がっています。

 

この素敵なインテリアは、
再生建築業の仕事をするオーナーの作品!
ムンレ洞のクリエイティブさがきらりと光る場所で、
一杯おいしいカクテルを楽しむと、
タイムスリップしたような錯覚に陥ります♪

셰프조(シェフ・ゾ)

 

ムンレ洞のクリエイターたちに、特に女性たちに、
大人気のパン屋さんのシェフ・ゾ!
ここはパン屋さんですが、何となくお客さんを見ていると、
ケーキのほうが売れている印象(笑)

 

ケーキ人気の秘訣は絶妙な糖度の調整だそうで、
牛乳をたくさん使った生クリームに、
ちょっぴり苦いチョコレートなどを使って
甘すぎない大人の甘さで若い女性を魅了しています。
創作活動をするということは、
かなり悩んだりして頭を使うことが多そうですしね。
そんな時に当分がほしい!ってなって、
シェフ・ゾにかけつけているかもしれませんね。

 

パンもケーキもどれもレベルの高い味ですが、
有名なメニューとしてはかぼちゃケーキ、ティラミス、
ストロベリーショートケーキなどがおすすめです。


このまとめの記者